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カツラの葉っぱ 大好き!

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次元へのこだわりR1

<次元へのこだわりR1>
SFとも学術書ともつかぬ『フラットランド』という本を読んで以来、暇な大使に次元へのこだわりが生まれたわけでおます。

・・・で、今『次元とは何か』というムック本を借りてきて、この難物にトライしているのです。

このところ読んだ、次元関連の本を並べてみます。
・東方的(2012年)
・次元とは何か(2012年)
・フラットランド(2009年)
・かくれた次元(1996年)
・次元関連のSF映画

R1:『』を追記




【東方的】
東方

中沢新一著、講談社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
ボストークー東の方。人間を乗せた最初の宇宙船の名前である。偉大なる叡智=ソフィアは、科学技術文明と近代資本主義が世界を覆い尽くす時こそが、真実の危機だと告げる。バルトーク、四次元、熊楠、マンダラ、シャーマニズム、製鉄技術、方言、映画とイヨマンテ…。多様なテーマで通底する「無意識」に、豊饒な叡智を探求する。

<大使寸評>
スラブ民族や熊楠曼荼羅など、果ては四次元的推論まで縦横無尽に書きつくす(あるいは書き散らす?)中沢さんの頭の中は、どうなっているのだろうと、驚いたのです。

shogakukan東方的





【次元とは何か】
次元

ムック、ニュートンプレス、改訂版2012年刊

<商品の説明>より
2008年4月に刊行されたNewton別冊「次元とは何か」の改訂版です。12年5月発行

<読む前の大使寸評>
『フラットランド』という本を読んで以来、暇な大使に次元へのこだわりが生まれたわけでおます。

rakuten次元とは何か
『次元とは何か』byドングリ




【フラットランド】
フラット

エドウィン・A.アボット著、日経BP社、2009年刊

<「BOOK」データベース>より
次元の本質を著した不思議でおもしろい世界の物語。イアン・スチュアートの注釈と新訳で蘇る幾何学・物理学の古典。

<読む前の大使寸評>
次元の本質を著したSFというのが・・・しびれる訳でおます♪

<図書館予約:(4/30予約、5/05受取)>

rakutenフラットランド


フラットランドと呼ばれる2次元の世界を見てみましょう。
p98~99
<1 フラットランドの気候と家>
 わたしたちの家には窓はありません。なぜなら、家の中も外も、昼も夜も、どこも常に同じような明るさだからです。その光りがどこから来るのかは、わかっておりません。昔の学のある人々は、「この光の源はなになのか」という問題に関心を持ち、よく取り上げたものでした。

 そして、この疑問を解決しようという試みが幾度となく繰り返されたものの、結局は、この問題が解けたと言い張る人々で、フーライ病院が一杯になっただけのことでした。

 そこで議会は、このような探求には重い税金を課すという形で、暗に押さえ込もうとしたのですが、それも失敗に終わったため、最近になって、このような問題の探求を完全に禁止しました。わたくしは・・・ああ、このフラットランドでわたくしただ一人が・・・この不可思議な問題のほんとうの答えを知りすぎるほど知っているのです。
(中略)

 さりながら、このような辛い脱線はやめにして、わたくしたちの家の話に戻ることにいたしましょう。

 家の形としてもっともよく見られるのが、五つの壁に囲まれた形、と申しましょうか。図にあるような五角形です。北側のふたつの壁、ROとOFは屋根になっていて、通常扉はありません。西にはそれよりかなり大きな男性用の扉があります。南側の壁というか床には扉はないのがふつうです。

五角形五角形

 正方形や三角形の家を建てることは許されておりませんが、その理由は次の通りです。五角形の角と比べると、正方形の角はぐっととがっています。また、(家のような)無機質な物体は、男性や女性の線ほど明るくありません。ですから、軽率な、あるいはぼんやりした旅人などが走ってきて、正方形や三角形の家の角にぶつかり、ひどい怪我をすることにもなりかねませんん。

 というわけで、この世界でいう11世紀に、法律により、三角形の家は全面的に禁止されたのです。例外は、砦や弾薬庫や兵舎などの国の建物に限られます。と申しますのも、一般大衆がこれらの建物に不用意に近づくことは、望ましくないからです。





【かくれた次元】
次元

エドワード・T・ホール著、みすず書房、1996年刊

<出版社説明>より
 今日の世界では、われわれは、多くの情報源からのデータに圧倒され、さまざまの文化に接触し、世界中いたるところで人びとにインヴォルヴされてゆく。それとともに、世界全体とのかかわりが失われているという意識もしだいに強くなっている。
 本書は、人間の生存やコミュニケーション・建築・都市計画といった今日的課項とふかく結びついている“空間”利用の視点から人間と文化のかくれた構造を捉え、大量のしかも急速に変化する情報を、ひとつの統合へと導く指標を提供するものである。

<読む前の大使寸評>
刺激的なタイトルから予想した内容とは、やや違って・・・
3次元空間やコミュニケーションに着目した(正統な)科学的な本であり、ガッカリすることはないわけです。

<図書館予約:(6/14予約、6/18受取)>

mszかくれた次元




ついでに、大使お奨めの次元関連のSF映画を並べてみます。
・アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年米制作)
・インターステラー(2014年米制作)
・2001年宇宙の旅(1968年米制作)


【アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅】
姉姫

ジェームズ・ボビン監督、2016年米制作、2016.7.04鑑賞

<movie.walker作品情報>より
「不思議の国のアリス」のその後を描き、大ヒットを記録した『アリス・イン・ワンダーランド』のシリーズ第2弾。悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険がつづられる。ジョニー・デップやミア・ワシコウスカらに加え、“時間の番人”タイム役でサシャ・バロン・コーエンが新たに登場。

<大使寸評>
4次元のパラドックスに挑むということで、SFテイストの溢れるお話になっていました。
また、ジャバーウォッキーに乗って飛び回る意地悪な姉姫の存在感が圧倒的でおます♪

アリス役のミア・ワシコウスカは『奇跡の2000マイル』のヒロインでもあったとは、観た後で知りました♪

movie.walkerアリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
『アリス・イン・ワンダーランド』を観てきたbyドングリ



【インターステラー】
インター

クリストファー・ノーラン監督、2014年米制作、2015.6.15DVD観賞

<Movie Walker作品情報>より
クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ。環境の変化などの影響で食糧危機に陥り、滅亡の危機を迎えた人類が新たな星を目指す姿がつづられる。宇宙へ旅立つ元パイロットの主人公をマシュー・マコノヒーが演じ、彼とその娘との愛が描かれる。彼と共に新天地を目指す宇宙飛行士をオスカー女優のアン・ハサウェイが演じる。

<大使寸評>
最新の宇宙理論に則った、やや頭でっかち気味の映画だと感じたわけです。
地球の危機に宇宙を目指すのが、アメリカの開拓精神ということなんでしょうが・・・
宇宙を目指す前に、もっとやることがあるではないかと、いらつくわけです。
(つい反米意識が出る大使である)

ブラックホールや5次元の世界が見られるハードSF映画であるが・・・
自分の娘の臨終に立ち会う場面がいちばん良かった。
いろんなテーマを入れ込み過ぎた感があるのだが、この場面で救われる気がしたのです。
それにしても・・・
2時間50分の長時間映画は、見ててやや疲れるのです。

movie.walkerインターステラー



【2001年宇宙の旅】
2001

スタンリー・キューブリック監督、1968年米制作

<movie.walker作品情報>より
科学小説作家アーサー・C・クラークと「博士の異常な愛情」のスタンリー・キューブ;リックが製作・監督したSF。撮影は「オセロ」のジョフリー・アンスワース、補助撮影はジョン・オルコットが担当した。なお、特殊撮影効果のすべてはキューブリックの考案、監督のもとに行われた。セットの製作デザインはトニー・マスターズ、ハリー・ラング、アーネスト・アーチャーの3人を中心にデザイナーと製図工35人が動員された。特殊効果監督には、ウォリー・ビーヴァーズ、ダブラス・トランブル、コン・ペダーソン、トム・ハワード、の3人があたり衣裳は、ハーディ・エイミーズが担当した。

<大使寸評>
多次元世界の表現が意味不明であったが・・・そうとしか描けないのだろう。
モノリスの増殖中の画面が、けっこう怖かった。

movie.walker2001年宇宙の旅


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